ナイショなダーリン-R&M-
「新婚みたいじゃん」


料理をしているあたしの側に、さり気なく寄ってきたライト。

新婚っ……
何言ってんの。


「今日なに?」


「ハンバーグ」


「へぇ、料理できんだ?」


「馬鹿にしてたでしょ」

「うん」


あはは、と少年のように笑ってみせた。
ライト……?

ご機嫌すぎて恐いんですけど。


「エプロンっていいよな」

「なっ……」


あたしはコネていたハンバーグを落としそうになった。


「何想像してんの?」


「別に何もっ」


へえ~とでも言いたげな目で、あたしを見る。
無視、無視。


「なんとなく懐かしい」


ライトがぽつりと、寂しそうに呟いた。
あたしは手の動きを止めないように、でも必死に動揺を隠した。

懐かしい……?

どうしちゃったの?


「ライト……」


「なんてなー」


いつもの明るさで、まるで作ったような笑顔でそう言うから……
何事もなかったように振る舞うから……

気になっちゃうじゃん。

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