極悪彼氏
小田切先生と悩殺
【夢羽】



いつもの教室、いつものメンバー、プラスリクちゃん。



「ここ、これ、こうなる」



小田切先生が授業をしてます。



黒板にかかれた数式を指さして、めちゃくちゃアバウトな教え方。



誰も理解できておりません。



「プププッ…コタちゃんらしい教え方っ…」

「アレでわかったらある意味エスパーじゃん」



ツキさんとイズさんがソファーでゲームしながら笑ってます。



机に座るのは1年生。



小田切グループの特別授業。



「今のコタの説明でわかったバカいるか?」

「…………」

「よし、お前ら天才だ。通訳するとこの式に当てはめるのはこのやり方。理由は…」



ゲンジ先生の教え方は神でした。



本当に頭いいんだ…。



バキッとチョークを握りつぶしたコタローは不服な様子でそのチョークを窓から放り投げた。



小田切先生は言葉が全く足りません。



「俺に教えられたのに平均取れなかったヤツ、覚悟しとけよ」

「「はい…」」



ゲンジ先生、なにげにスパルタです…。



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