極悪彼氏
2、3日入院とのこと。



運ばれた病室はなんだか少し豪華に感じた。



点滴されてるオヤジの顔色はやっぱりよくない。



「寝てなかったのか…」

「最近忙しかったからね。子供の時からずっと仕事しかしてこなかった人だから。一生懸命すぎるんだよね」



なんか、オヤジのこと知らなすぎるかも。



寝てるオヤジも、何年ぶりに見たんだろう…。



「加藤さん、俺…いていいのか?」

「いいと思うよ?京さん、琥太郎君のこと口外してもいいって本気で思ってるみたいだし」

「ん、わかった…」



それだけでいい。



オヤジが本当にそう思ってくれてるなら、その気持ちだけでいいんだ。



いろんな手続きがあるとかで、マネージャーの加藤さんはいなくなった。



病室に残された俺は、近くのソファーに座り、ただボーッとしていた。



緊張したからなのか、早起きだったからなのかわからない。



気がつけばそのまま眠っていた。



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