傷口に舌を



「珠妃。」


朝から琉が迎えに来る。


「琉、おはよう。メリークリスマス。」


そう言えば、くれるのは極上の微笑み。


「メリークリスマス。行こっか。」


琉の差し出した手を取って歩き出す。



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