Sweet bitter
――軋むソファ。
静かな接待室。
部屋にはあたしと課長の乱れた呼吸だけが響いていた。
「あっ、かちょ…っ…」
「……っ…」
普段優しい課長からは考えられないくらいの激しいセックス。
あたしは課長の逞しい背中にしがみ付き、快楽に溺れていた。
意識を無くす直前、彼があたしの首筋に吸い付き、印を残したのが分かった。
あたしと課長は
誰もいない夜のオフィスで激しく愛し合ったのだ――…。