死んだ瞳の綺麗な人間

椎と世界を動かす先代

・椎side・
星羅が消えた。

今みんなで
探している。

櫂兄ちゃん
凪君
朔人さんに雅也さん。

みんなが探している。

「和馬っ
何か分かったかっ!?」

空也が聞く。

「わかんねー」

「クソッ」

かなり
荒れている空也。

「星羅…星羅…星羅…」

名前を呼び続ける
夏希。

「ウルセーナ。
黙れよ。」

イライラしている
頼。

みんなが
星羅を心配している。

「クソッ
どこにいんだよっ」

何も出来ない自分に
苛立つ俺。

その時
俺の携帯が鳴った。

相手は
櫂兄ちゃん。

「もしもし。」

「星羅の居場所が
分かった。」

「マジかよっ
どこだよっ」

「落ち着け。
詳しい話は後だ。
今から倉庫に行くから
伯人と幹部みんな集めとけ。」

「チッ、分かった。」

俺は電話を切った。

「星羅の居場所が分かった。」

「どこだよっ」

いち早く反応した空也。

「そこまでは
まだ教えてもらってない。
とにかく
今から
櫂兄ちゃん達が来る。
和馬。伯人も呼んでくれ。」

そう言って
俺は口を閉じた。



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