死んだ瞳の綺麗な人間

俺の《夢龍》への賭け

・雅也side・
柳瀬が
出て行ってから
俺も
理事長室を出てきた。

そして
俺は考えていた。

柳瀬椎。

コイツに
星羅を
任せていいのか。

その答えは
イエス。だ。

あの男なら
大丈夫だと思う。

あの男なら
星羅を
救えるかもしれない。

なぜ
そう思うか?

それは
あの男が
星羅に
言った
言葉のうちの二つ。

居場所をやる。
と
仲間になれ。

この二つだ。

この二つは
星羅が
もっとも
欲しい言葉。

そして
手に入れたくても
手に入れる事が
出来なかった言葉。

その言葉を
真っ直ぐな
瞳で
星羅に
向かって言った
柳瀬椎。

あの男なら
星羅に
居場所を
作ってくれて
仲間も
作ってくれる。

そう思った。

だから
星羅が
《分かった。》
と、言った時
俺は…
俺達は…
反対しなかったんだ。

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