死んだ瞳の綺麗な人間

《夢龍》《麗龍》の先代

・椎side・
修了式も終わり
俺達は
倉庫にいる。

一服して

「ふぅー」

あの人に
電話するか。

運が
良いのか悪いのか
星羅は
今日ここには
来ない。

いや
来れない。

あの人と星羅を
会わせるか会わせないか
迷っていた状況での
星羅の風邪でダウン。

これは
何を意味するのか。

まあそれは
どーでもいい。

まずは電話だな。

《♪~♪~♪》

「もしもし椎か?
どうしたんだ?」

「久しぶり。
あのさあ~
今日空いてる?
凪君も…」

「まあ一通りの
仕事は終わったし
空いてるちゃ空いてるぞ
何かあったのか?」

「まあ。
ある族の情報を
知りたいんだけど
そこカナリ厳重で
和馬でも調べる事が
出来ないんだよ。」

「そう言う事か。
その族って《閻魔》か?」

は?
何で知ってんだよ。

「あ~
でも何で知ってんだよ。」

「いろいろあるんだよ。
じゃあ
今すぐに
俺と凪と後二人行くから
幹部以上の奴等
みんな集めとけ。」

「分かった。」

そう言って
電話を切った。



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