天神学園高等部の奇怪な面々Ⅸ
全く。

ほんの数日学園を離れただけだというのに、早くも問題山積みだ。

処理しなければならない案件は数多くある。

が、それよりも何よりも最優先しなければならない案件ができた。

「少し同行していただけますか?」

光なき灰色の瞳でネコミミメイドの方を見る生徒会長。

「お出かけですか?私はどこまででもお供致しますが…どちらへ?」

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