SilverBeast

 ガツッ!


 ぬるめのシャワーを浴びながら、西條は壁に拳を打ちつけた。



「っちくしょう……」


 悔しげに悪態をつく。


 それは、誰に向けられた物か……。

 本当は分かっていた。


 自分が全て悪いと言う事は。



 
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