SilverBeast
終
ウェンは唯の部屋からギンを連れ出すと、自分の部屋に向かった。
今にも泣きそうな顔。
焦点の定まらない目。
震える身体。
そんな状態のギンを一人にしておくわけにはいかなかった。
「ほらギン、入って……」
背中を押すと、ギンは力なく部屋の中に足を踏み入れた。
電気は点けたままにしておく。
暗いままにしておくと、また襲いに行くか暴れるかするかもしれないから……。
今にも泣きそうな顔。
焦点の定まらない目。
震える身体。
そんな状態のギンを一人にしておくわけにはいかなかった。
「ほらギン、入って……」
背中を押すと、ギンは力なく部屋の中に足を踏み入れた。
電気は点けたままにしておく。
暗いままにしておくと、また襲いに行くか暴れるかするかもしれないから……。