Love♡LDK

見る見るうちに隼斗の顔が引きつっていく・・・。

この馬鹿玲央っ!

ホントにマジで空気ぐらい読んでよっ!

「いいよ、別に」

イラッと来たから、強い口調で言った。

すると、玲央の顔は真っ赤に染まっていった。

そこであたしも隼斗も、ハッとした―――――。

「・・・満奈、色っぽい身体してるね。下着も可愛いし♪」
「出ていけこの変態幼なじみ野郎が」

―――――バタンッ!

隼斗によって、勢い良く閉められるドア。

「「はぁ・・・」」

それと同時に、ため息が零れた。

「ちっきしょう・・・。アイツ・・・満奈の下着姿まで見やがった」
「隼斗とのイチャイチャタイムがぁ・・・」

玲央の天然って、マジで空気が読めなさすぎて。

時々ホントに天然かなぁ?って思う。

計算でやってるんじゃないのかなって、思うんだ・・・。

「お前も気をつけろよな?俺が仕事でいないときとか」
「うん・・・」
「明日から部屋に鍵付けるか・・・」

そこまで・・・。

でも、あたしもなんか不安かも。

―――――チャポン

2人で浴槽に浸かる。

「風呂では思う存分イチャイチャしような?」
「えっ・・・?玲央がまた来ちゃうかも・・・んんっ・・・」

また重なる唇。

「俺の前で他の男の名前出していいと思ってんの?」

ひぇ~っ・・・。

この人、急に俺様モードになったよ・・・。

「幸い、風呂には鍵付いてるし?でも・・・満奈ちゃんの甘い甘い声は聞こえちゃうかも」
「ばっ・・・。何言ってんの!?」
「満奈は俺とラブラブしたくないの?」

うっ・・・。

そんな子犬みたいな目で言わないでよ・・・。

「そんな訳ないよ・・・。したい」
「なら黙って俺に身を委ねてろ」

でも、またすぐに俺様に戻っちゃう。

お風呂での時間は、隼斗との貴重なイチャイチャタイムとなった。

ただ・・・あの声を玲央に聞かれてたらマズい・・・かな?

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