Love♡LDK

「言わないよ。隼斗だから言うんだよ・・・」
『・・・だぁーっ!』

電話の向こう側の隼斗が、突然大きな声を上げた。

何々?

ゴキブリでも出たのかな?

でも、それは違ったみたい。



『・・・頼むから、もうこれ以上俺をドキドキさせる事言わないで?』



―――――ドキッ

あたしの言葉・・・。

そんなにドキドキさせたの!?

「う、ん・・・」

あーっ、もう!

緊張してうまくしゃべれないよ~・・・。

大きなため息が聞こえた。

『満奈』
「何・・・」
『頑張ってたくさんの人を幸せにしろ』

・・・何言われるのかと思った。

ライブの事か。

「うん」
『お前も楽しめ』
「分かってるよ」
『あと・・・』

そう言った後、しばらく沈黙が続いた。

隼斗?

どうしたんだろ・・・?

「どうし―――――」
『俺さっ!』

隼斗によって遮られたあたしの言葉。

真剣な声。



『満奈の事、すげぇ好きだから』



息がつまりそうになった。

自分が走っているかのように、早く動く心臓。

「知ってるよ・・・」
『だから、お前の嫌がる事はしたくない』
「うん・・・」
『リビングでは抱かないから』
「・・・当たり前」
『お望み通り、ベットでな?』

何でヤる事が確定してるの?

まぁ、嫌じゃないからいいんだけど。
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