Love♡LDK

事務所に着いた。

すぐに車を降りて中に入る。

社長室は最上階。

エレベーターに乗り込み、ボタンを押した。

「はぁー・・・」

ため息をついた。

何言われんのかな・・・?

俺にとって、2度目の誤解の熱愛報道。

解雇とか言われたら・・・ヤべぇな。

SuperStarも、俺のせいで危うくなるかも・・・。

―――――チーン

そんな音がして、ドアが開いた。

目の前には、重厚感のあるドア。

大きく深呼吸した。

―――――コンコン

「はい」
「流川隼斗です」
「・・・はいりなさい」

ドアをノックすると、少し枯れた様な声が聞こえた。

―――――ガチャッ

「失礼します」

入ると、社長が椅子に座っていた。

「まぁ、座りなさい」

そう言われ、社長の近くの椅子に腰を下ろした。

正直・・・すげぇ緊張。

心臓がめっちゃバクバクしてる・・・。

「嘘ですね」
「えっ!?」
「Yukaさんとの熱愛、嘘ですよね」
「あっ、はい・・・」

いきなりの言葉に驚いた。

「社長・・・知ってたんですか?」

熱愛報道の事は知ってるだろうけど・・・。

嘘だって事は教えてないはず・・・。

いったいどこから?



「君には他に付き合ってる人がいるんだろう」



「はい・・・。って、えぇぇ!?」

何で知ってんだ!?

俺も何気なく答えちゃったし!

< 360 / 776 >

この作品をシェア

pagetop