Love♡LDK
(side満奈)

うっすらと目を開けると、隼斗の綺麗な顔が目の前にあった。

寝顔までカッコいいなんて・・・。

ちょっとムカつくっ!

抱き締められた腕から、隼斗の温もりが伝わってくる。

「へへへっ・・・」

大好きだよ、隼斗。

寝ている隼斗に、ギューッと抱き着いた。

いつからこんなに好きになったんだろう?

愛おしくて、離れたくない。

あたしにとっての“かけがえのない人”。

なんて、ぼんやりと考えていた。

その時。

「満奈ちゃん、朝から大胆だね♪」

隼斗が目をパッと開いた。

「うぎゃぁっ!」

びっくりして、思わず隼斗から離れた。

でも、

―――――グイッ

腕を引っ張られて、再び隼斗の腕の中。

やっぱり暖かい・・・。

「離れんなよ」
「だって、びっくりしたんだもん」
「だからって離れんなよ」

THE・俺様!

会話が少々成り立っておりませんけど・・・。

どうでもいい事思っていたら、



「俺の事、好きなんだろ?」



って、言われました。

・・・待って待って待って!

ナ ル シ ス ト 発 言 で す !

さすが俺様。

言う事が違う・・・。

・・・そんな場合じゃないや。

「好き・・・だよ」
「じゃあ、離れんな」

おでこにキスされた。

あぁ~っ、もうっ!

隼斗は、どこまであたしを夢中にさせたら気が済むの!?

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