Love♡LDK

｢好きな奴いんのかよ？｣

だけど、すげぇムカつく。

俺とキスするのを断ったって事は、桜井の好きな人は俺じゃねぇって事。

何でこんな事思ってんだ？

別に好きなわけじゃねぇのに・・・。

｢いないけど・・・｣

ムカつく。

俺は桜井の細い腕を引っ張った。

そして。

｢はやっ・・・、んんっ！！｣

“隼斗くん”

そう言おうとしたはずの桜井の小さな唇を、俺のそれで塞いだ。

柔らかい。

アイツ・・・、幼なじみとは違う、まだ誰の唇にも触れてない桜井の唇。

｢んっ・・・｣

嫌がってたはずなのに、俺のキスを受け入れてる。

｢はっ・・・んっ・・・｣

そんな声出すなよ・・・。

俺が止まんなくなる。