Love♡LDK

“別れよう”

その言葉が、何度も脳内を駆け巡る。

俺・・・おかしくなったか?

一瞬、その言葉の意味が理解できなかった。

嘘・・・だろ?

冗談だよな?

「な・・・ん、で?」

途切れ途切れの言葉に、どれだけ自分が動揺しているかがよく分かった。

何でだよ!?

俺ら・・・愛しあってたんじゃなかったのか?

俺は満奈の事、大好きなんだぜ?

今だって・・・全身が“満奈を抱き締めたい”って叫んでる。

ずっと満奈も同じ気持ちだと思ってた。

俺の事、好きだって・・・。

しかし。

「他に・・・好きな人が出来たんだ・・・」

抑揚のない声。

頭に石が落ちて来たような感覚。

満奈の思い。

他に好きな人が・・・出来た?

俺以外に好きな奴がいるって事かよ・・・。

“別れよう”

だから・・・俺と別れたがってるんだ。

俺はお前が大好きで仕方ないのに・・・。

満奈はずっと、他の奴を見ていたんだな。

「そうか・・・」

離したくねぇ。

誰にも渡したくない。

初めて心から愛した女。

手放したくない。

だけど―――。





「分かった・・・」





俺には、それしか言えなかった・・・。

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