Love♡LDK

「満奈・・・」

悲しそうな瞳であたしを見る柳さん。

ごめんなさい・・・。

心の中で謝った。

何度も、何度も・・・。

やっぱりあたし、隼斗が大好き。

柳さんには申し訳ないけど・・・。

あたし、柳さんの事は好きになれそうにない。

“男”として。

柳さんの目にはあたしが映ってるかもしれない。

・・・だけど。

あたしに目には、隼斗しか映ってないんだ。

何もかもモノクロで。

そんな中、隼斗だけが虹のようにカラフルで。

キラキラ輝いてるんだ。

「満奈」

柳さんがもう1度、あたしの名を呼んだ。

さっきの悲しそうな声とは違い、はっきりした声だった。

そして、





「まだ・・・アイツの事が好きなのか?」





あまりにも直球な言葉がかけられた。

―――ズキッ

痛む心。

真っ直ぐに言われると・・・凄く答えづらい。

・・・だけど。





「・・・はい」





あたしは震える唇を開き、そう返事した。

だって、これが・・・。

あたしのホントの気持ちだから。

痛む胃を、歯を食いしばって堪えた。

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