Love♡LDK
(side隼斗)

信じられなかった。

満奈を驚かせたくて、嘘の帰る時間教えて帰ってきたら。

満奈はいなかった。

しかも、帰って来たと思ったら男物の香水の匂いするし。

ムカついた。

俺がいなくてもよかったわけ?

こんな時間まで、男と一緒にいたわけ?

イライラして、満奈を押し倒した。

「隼斗・・・」

俺の下で怯えてる満奈。

そんな顔も可愛すぎるんですけど。

首の、髪で隠れているところに吸いついた。

お前は俺のだし。

独占欲丸出しの俺。

情けねぇな・・・。

でも、情けねぇくらい好きなんだ。

「で?誰といたんだ?」

押し倒したのはやり過ぎたか?

珍しく自分から気づいた俺。

満奈の髪を優しく撫でながら聞いた。

いや、まぁ、さすがにイライラしてるけどな。

答えによっちゃ、止まらなくなるかも。

「真琴と一緒に晩御飯食べてて・・・。そしたら真琴のお兄さんと弟さんが来て・・・」

って事は、この匂いはその2人のか。

「何かされたか?」
「ううん・・・」

じゃあよかった・・・。

満奈は今にも泣きそうだ。

俺も大人になろう。

嫉妬ばっかしてたら、満奈に嫌われそうだし。

「ごめん、怖がらせて」

チュッと軽くおでこにキスした。

「それに、せっかくのクリスマスだし。ラブラブしないとな♪」
「・・・うん!」

俺がそう言うと、満奈は笑った。

無性に甘えたい気分。

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