アニメラブ





「原丸の家、ここなんだ…」


私の家まで送ってくれた七瀬くんは、まじまじと私の家を見ている


「な、七瀬くん…送ってくれてありがとね」

「あ、うん」

「じゃ、じゃあまた明日ね」

「また明日」




あー、緊張した


二人で並んで歩くの、すごいドキドキした


家に着くまで、すごい緊張して、冷や汗かいちゃったよ




去っていく七瀬くんの背中を見て、なんだか離れたくないなんて思ってしまった




「い、家入ろ」


ドアを開けて家の中に入れば、お母さんがニコニコ笑顔で玄関に立っていた


「おかえり、ねぇ…今誰かと喋ってたでしょ?」

「み、見てたの?」

「ドア開けようとしたら、声が聞こえたから…もしかして、彼氏?」

「ち、違うよ!友達」

「ふ~ん、マルに男友達なんて、珍しいわね~」

「そ、そうかな?」

「顔見ればよかったわ~」



顔見たら、驚くだろうな


あんなイケメン、なんでマルと友達なのよ!とか言いそうだな






今日は、特別な日になったな
< 34 / 45 >

この作品をシェア

pagetop