ヴァイブ
「はっ!?」

「はっ!?じゃなくて~、俺は、さぁどうぞと差し出されるよりも、イヤよイヤよも好きの内みたいに、
少し嫌がりながらも、体は正直ってのが好きなんだよね~。」

「何だそれ!!
でも、私はマグロではないし!」

「マグロの子でも俺の力でよがらせるのが好きなの。」

「それって、私がタイプじゃないって事?」

「ん~…どうだろうな。
でも、七海。」

「な…何だよ?」

鋭い目をして私を見る。

「何で俺とSexしたいんだっけ?」

「満足したいから。」

「満足ねぇ~。
俺の事は好きなのか?」

「別に。」

「ただSexがしたいだけ?」

「そうだよ。」

「悪いけど、七海。
俺は、愛のないSexはお断りだから。」

「Sexに愛なんていらないだろ。」

「バ~カ!一番、肝心だろうが。」

ふぁ~あ…とアクビしながらタカミ レイジは、リビングの方へと歩く。



…何で、Sexに愛とか必要なわけ?

そんなめんどくさいものいらないだろ?

< 71 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop