キレイをつくる保健室

『もう1人のキレイ候補』

【ゆり先生side】

あたしは、保健室で、塚田先生と睨み合っていた。


塚田。

こいつはあたしより若いのに、もう五十の貫禄がある。というより、老けすぎ。

キレイ以前に、センスなさすぎ。

五十のオッサンのような、ループタイしてんじゃねぇよ!


あら…失礼。久々に粗い言葉が出そうになる。何だかんだ言っても、この人は教師だ。


「わたくし、花崎ナミを遊びに使おうとか、利用しようとかしておりません」


キレイになってくれたら、それで良いのよ。


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