詐欺師の執事と嘘つきな私。
席に着くとほぼ同時くらいに会場の電気が消えた。
ステージだけが鮮やかにライトアップされる。
「皆様。本日はご来場誠にありがとうございます。どうぞごゆっくりお楽しみ下さい。」
主催者のあいさつが終わるとオークションが始まった。
「はぁー。退屈ね。」
もう1時間も椅子に座りっぱなしで、興味がない出展品が落とされていくのをただ眺めていた。
「もう少しで終わります。我慢して下さい。どうやら例の絵画は最後に出てくるようですね。」