あなただけ
6歩目でゴール目前

一人

『また見舞いに来るからな?』


手術が終わってからもまだ術後の経過を見るために


しばらく入院が続く毎日。


昨日の帰り際に恵が言ってくれた。


その言葉は私をすごく安心させてくれた。


本当に、一人じゃないんだ。


まだ、一日しか経ってないのに


恵に逢いたくてたまらない。


でも、今ごろ恵は学校で授業を受けてる。


「早く恵たちと一緒に授業受けたいな。」


でもその時、あの光景がフラッシュバックで


私の頭の中を駆け巡りだした。


『あんたは死んだのよ。』


『死んだんだから、ここにはいないわよ?』
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