あなただけ
「私のベッドってこんなだったかな。」


なんて思いながら、あることを考える。


明日からはいよいよ学校。


みんなが私のことをどう思ってくれているのか


そればかりが気になって。


やっぱり少し怖い。でも、一年前は一年前。


今は今なんだ。


「・・・恵に、早く逢いたいな。」


こんなときでも、やっぱり考えちゃうのは


恵のことなんだ。


緊張が高まっていく中でも


いつの間にか寝入ってしまった。
< 225 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop