あなただけ

素直になれなくてごめんね、太一。


でも・・・私、姉として弟に心配されてるようじゃ


ダメな姉だわ・・・。


「あと、姉ちゃん。」


「もぉ、なに!?」


「また引きこもったりすんなよ。」


「・・・はいはい!余計なお世話はいらないって


さっき言ったばっかりでしょ。」


「・・・姉ちゃん。」


「まだ何かあるの?」


「姉ちゃんは・・・


ひとりじゃねぇんだからな!」


バタンッ―――

< 50 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop