人魚姫は籠の中で。



「…あ、の…魔王、さま?」


「……」


「えっと、」


「…ヴィアン」


「……」


「ヴィアンと…名で呼べ」



綺麗な金色の瞳。

彼の瞳に見つめられると、何でも言うことを聞いてしまいそうになる。


圧倒的な存在だ。



「…分かりました」



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