【掌編】さようならを教えて
だって、楽じゃないか。


下手くそな恋の真似事をする子どもの相手は、

私生活にも、仕事にも、邪魔でしょうがない。




おとなは、楽が大好きだ。



あのひとは、自分を子どもとして扱ってくれる、

楽な相手がほしかったんだな。



わたしはおとなだと思ってたけど、



あのひとはわたしとおんなじように、子どもでいたかったのかもしれない。
< 14 / 22 >

この作品をシェア

pagetop