心の中で。
「あははっ…そうですね、あたしの名前も知らなかったんだ……あたしは、高崎美玲っていいます。あの、あたしも一つ聞きたいんですけど…なんであたしに?」



やっと知れた名前。なんだか無性に嬉しくて…俺は小さくガッツポーズをした。



「美玲、いい名前だな。さっきも言ったけど…繋がりが欲しかったから。あと、なんかちょっと寂し気だったのも気になった!それだけじゃ…不満?」


「いえ!十分ですよ。なんかお見通しみたいで…びっくりしました。」


なんか…わかるんだよ。会ってすぐなのに…変だよな。俺……


「なぁ…タメ口使って?その方が緊張しね─しさ!」


「あ…はい!……じゃなくて…うん!」




そんなとこも可愛い。


その日はそれからずっと電話して、以来ちょくちょく俺は美玲と連絡を取るようになった。
< 109 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop