心の中で。
とりあえずなんとか試合が終わった。



良かったーっ勝てて。



明日は準決勝に決勝か。

優勝…してーなぁ。





なんて思いつつ、疲れからかうとうとしながらバスで明日の対策のために移動。



―――あ。

…スコア結局どうなったんだ?



対策中に部員の一人が高崎にスコアを渡させる。





案の定ボロボロ…だったらしい。


なんだか納得してる俺とは裏腹に、部員みんな高崎を責め始めた。






おいおい。

奈津いないで1年ひとりでスコアとか…普通無理だろ。

キャプテン怪我したんだし、普通焦るだろ!

マネージャーは3人しかいねぇから仕事大変って…みんな気付ねぇのかよ…








そのとき目に映った高崎の…涙。



もう黙ってなんかいられなかった。

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