心の中で。
「わりっす!ちょっとこけました!」




隠すしか、ない。

これが、俺の結論だった。



それからはみんなが追い上げムードに乗ってくれて、なんとか追いついてきた。



だけど、休憩中もどんどん痛みだす足。




大丈夫。

そう自分に言い聞かせて、向いたマネージャーの席。




高崎が心配そうな顔で、……俺を見ていた。





高崎には…ばれちまってるのかな?


だけど、本当に俺を心配してくれるなら、避けないでくれよ………


そうすればこの足の痛みだって、なんでもないように思える気がするんだ。


それがなんでかは、わかんねぇんだけどな。





なんて心の中で思った。






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