IMITATION LOVELESS
憐が小さく頷くと二人は優しく微笑む。
そのまま、憐をゆっくりと押し倒す。
刹那が憐の瞼にキスを落とす。
擽ったさに身をよじる憐の太股に優夜が手を滑らせる。
「…っ」
憐が怯えるように瞼をきつく閉じ、体を震わせる。
怖がる憐を見た二人は動きを止めてしまう。
「……ごめん」
優夜が小さく謝罪する。
しかし憐は離れていく優夜の手を掴み、自分の足に触れさせる。
閉じられたままの瞼からは涙が溢れている。
優夜が驚いていると憐が微かな声で言葉を発する。
「……いいよ、二人だったら…」