最高の初恋


「なにやってんだよ。」


『!』


「天馬…」
「千崎か…なら、俺は帰ろうかな。ばいばい。愛華…千崎に送ってもらえよ。」


「妹ちゃんもまたね?」



そう言って高松先輩は帰って行った。


「愛菜華…?」


『っ!!!!』



二年ぶりに天ちゃんに名前を呼ばれた。
どうしよう…嬉しくて…



「天馬!帰ろ!」



なにか言いたかったけど…何も言えなかった。



「いや、愛菜華は?」


「いいわよ、ね?愛菜華。」


『うん。自転車パンクして時間かかるから…先帰って。』

「でも…」


『いいから!!!帰って!!!』



キツく言ってしまった…





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