Melt

永遠を誓う



「わかった。ずっと一緒にいよう。大学もその先も。ずっと初音のそばにいるって約束する。」



うんって大きく頷いて、私は今までで一番の笑顔を見せることができたと思う。



そしたらぎゅっと今まで一番強く九十九は私のことを抱きしめた。



「たださ、たまにこうやって、ずっと一緒にいても良いって確認しても良いか?」



んー、て私は少し悩む。



でもそれはちょっとした意地悪でホントは答えは決まってた。



「たまに、ならね!」



「大丈夫。不安になった時だけだから。あ、主に初音がな。」



そういって九十九は笑った。




< 107 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop