手紙でXXXして。

あたしは実から手紙がこなくなってから、夜の仕事を辞めた。

木村先生と相談しながら仕事を探し、アルバイトを転々としつつある。

いくつく先もわからず、日々を過ごす。

けど、そんな自分でもいいと思った。

木村先生からもらった本に、こんなコトバがあったのだ。

「居心地がいい場所をさがす猫のように

自分の場所をさがしてみてはどうだろう」


今、あたしは夜は絵を描き、美術検定の勉強をし、昼は小さな雑貨屋さんの売り子を今はしている。


< 201 / 214 >

この作品をシェア

pagetop