手紙でXXXして。
請求書をボードに置いた後、あたしはふとボードの脇にある存在が目についた。


そこにあたしはたくさんの青い手紙を積み重ね、白いリボンの紐でまとめていた。



あたしは布団の元に戻り、いつものように手紙をあけた。



『なにか、ぼくにできることない?』


あたしはその言葉に誘われるように、手紙の返事を書きはじめた。


淡い桃色の便箋に想いを込めて。



部屋の中で

ペンの音だけが

響いた。


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