エンジェルティアーズ

焦り

目の前で目を丸くして、こちらを見ている女に修は驚く。



修はその女を家に上がらせた事を思い出すまで、
寝ぼけていて時間がかかった。



「だ、大丈夫?」


「なにが?」



修は起き上がり、汗がまとわりつき不快感をおぼえながら、
手で汗を拭う。



「うなされてたから、心配になってきたの…」



「大丈夫…。風呂入ってくる。」


修は女の前を通り、
壁に掛かる時計を見た。



5時を少し回ったとこだった。


「大丈夫なら、いいんだけどさー…」



修は黙ったまま、風呂に入る。





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