【第二部】鬼に愛された女


だが、どんなに慕っていても、彼女の心は頭領にある


だから1人の女人として好きになるのをあきらめた


今では好きというよりは、尊敬しているというのが適切だろう


「……琥珀様」


自分の心はもう琥珀様に囚われてしまった


琥珀様を迎えに行ったあの日に





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