【第二部】鬼に愛された女
「私は鬼変えられて苦しむ人間を見ました。私はこれ以上、苦しむ人間を増やしたくはありません。だからといって、鬼たちの不幸は望みません」
そう、願わくば人と鬼が上手く共存してほしい
「これが私の望みです」
意志を相手にぶつける
可笑しいと笑われても構わない
私は自分の信じる道を進むだけ
「……そうですか。では琥珀様が頭領になることに、異論がありますかな?」
老長が睨みを聞かせて辺りを見渡すと、鬼たちは頭を下げた
つまり、頭領であることを認めるという合図