【第二部】鬼に愛された女


琥珀は恐怖のあまり、何も言うことができないでいた


男の怒りはついに頂点を迎えたらしく、片腕を大きく振り上げてきた


殴られる!!


逃げることもできず、目をつむって待ちかまえるが……


あ……れ……?


いつになっても腕は振り下ろされない


どうしたものかとゆっくりまぶたを開けた


「鋼……どうして……」

そこには、男の腕を掴んだ鋼が立っていた



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