ストーカー

担当者

「先輩! ついに来週からファッショントピックの記事ができますよ!」


紀山の朝から響く声には、嫌々になる。


「この出版社が創設されて5年か」


「誰が担当するんですかね? 一応、私も希望したんですよ! 先輩は?」


「もちろん、私もよ」


出来れば、彼女とは仕事をしたくない。

仕事に関しては彼女は駄目な人間だ。


恋愛に関しては…。


私よりも上か…。
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