ただ今、政略結婚中!

太陽の下へ

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目が覚めるとベッドには私ひとりだった。


隣を見ると、枕にくぼみがあるからここで隼人さんが寝たことはわかる。


今何時!?


慌てて身体を起こすと、肩とお尻に痛みが走った。


「いったっ!」


その痛みに昨日の事を思い出し、うなだれる。


本当にバカなことをしちゃったな……。


それに、キスされながら眠ってしまいそうになる私をベッドに連れて行ってくれたけれど、きっと世話の焼ける女だと思っているはず。


自分でもあきれ返るくらいなのだから、隼人さんも私にうんざりしているだろう。


疲れすぎてキスしながら眠りこけるなんて……ほんと、私って救いがたいバカだ。


ベッドから降りて鏡の前に立ち、映る姿を見てげんなりする。


腫れぼったい目にぼさぼさの髪。


着ている服は昨日のままで、Tシャツに泥のような汚れが付いている。


その汚れを見たら昨日の男を思い出して、衝動的にTシャツを破れるくらいの勢いで脱いだ。


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