ヤンデレ彼氏に迷惑なほど愛されて
呆れを通り越して、どうでもいいとミナナは思い始めた。
「ごめんね、ミナナ。もう俺、怪我しないよ。君が痛がるのなんか耐えられない」
「あー、はい、そうしてください」
血だらけ野郎を見なくて済むならと頷いておいた。
「愛していると何事も共有しちゃうから嬉しい反面、こんなことで不都合を感じるなんて。
それでも愛すると誓う俺たちは、きっとずうっと一緒にいられるだろうね」
壮大な話になるのは話半分で聞く。
ミナナの脳内にあったのは、彼も人間だと改めて自覚したこと。
いつでも死ねるんだ、と。