カナリア鳴く空
「――んっ…!」

背中に舌をはわせば、躰が震える。

「――あっ…!」

胸の先に指で触れれば、声を出して大きくのけぞる。

優しくしても、激しくしても、優衣の躰は楽器のように反応した。

「――はっ…」

顔を枕に埋めて、優衣は躰を震わせた。

「――優衣…」

名前を呼びながら後ろから激しくすれば、優衣はさらに躰を震わせた。

「――誠司さん…」

濡れた目で、優衣が私を見つめる。

触れるだけの、キスをした。

「――足りない…」

そう言って、優衣がもう1度唇を重ねる。
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