Tricksters2ッ
「まあ、いい。今回は見逃してやる」
「はぁ? 裁判してやるって言ってんだよ七三!」
香月峻は咳払いして前髪を少しだけいじる。
綺麗なぴっちり七三が若干乱れた。
「次からはウチのレセプションには出入り禁止だ。いいな?」
「頼まれたって来ねーよ。ってか、そっちこそパクリやめろ」
両脇の警備員が俺の腕を掴む。
がっちりと脇を押さえられて、部屋から出るように促された。
「ちょ! まだ話終わってねーだろ! 離せ!」
体格のいい警備員は容赦なく俺を追い出そうとする。