片想
そう思うときだけじゃない…。
わからない。
ただやっぱりアタシが慣れただけなんだろうか。
「そうそう、薬師さん、
知ってました?」
舟岡さんはアタシの肩を叩く。
「なに?」
「人事の子にうわさで聞いたんですけど…。
宮垣くんって薬師さんと同期なんですよね?」
「あ、うん…。
でも年は向こうがひとつうえみたい」
「そう、アタシもそれって彼大学へ入るのに1浪したのかなって思ってたんですけど
違うみたいなんですよね」
意味深に舟岡さんは笑う。