片想

こんな少量の血でなんてありえない。

時々つらくてそんな思いがよぎることもあるけれど。

結局…勇気もない。

なによりそんなことになってしまったら和水チーフとはもう二度と会えない。


会うとつらいくせに。

それでも会いたいと願う。


そんなこと考えながら…。

新幹線は東京駅を出発し
そしてアタシは新横浜駅を過ぎるころには眠ってしまった。











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