片想

「あっ…あの、
スミマセン。
アタシ、
和水チーフにここに呼ばれて。
だからアタシ、
場所を間違ったみたいで…」


早くこの場を離れたくてこのひとから逃げたくて焦る。

言葉がうまく続かない。



「間違ってないよ。
薬師さん?」


え…?

どうしてアタシの名前…。


ああ、そっか。

アタシは下を向き自分のIDカード手に取りを確かめる。

先にカードの名前見たんだ、
そっか。

だからか。

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