brain core


「?皐月……ちゃん?」いつの間にか皐月ちゃんが俺と亜季をかばうように立っている。


「……食べたな」

「……!」

「……」


「?……」

食べた?……一体なんのことや……


「もうバレてんからさ……一応仲間にしとかへんとなってな~」

景は笑顔で皐月ちゃんと話していたが何故か不気味に見えた。























皐月



「?真緒さん剣さんは?」

「あ……え……どこ行ったんやあいつ……」

「……」


まさか……剣さんも……




周りを見ても他の人がいる気配はない。



「こんなとこで皐月いるなんてラッキーやな」
「家、戻らなくて大丈夫なん?」
「?……どういうこと?」
「蓮ってやつは大丈夫なんかって心配してあげてるんや?」
「!?」

一気に胸騒ぎがしたが、亜季さんがこうなってる今、ここを動くことは難しい。真緒さんだって二人に襲われるかもしれない……

「どういうことやねん!?」
真緒さんは美月の胸ぐらを掴み怒鳴っている。

「おまえら……一体……」
「真緒くんは最後にしたろっかなぁ……まだ剣ちゃんやっておるし」
「なに言うてんねん、皐月と一体なんの話を」

「っ……う……」

「!」

怒鳴ってる中、亜季さんが目を覚まして起き上がった。


< 45 / 62 >

この作品をシェア

pagetop