少し背の高いカブトムシ
俺はあいつのいうことが理解できない。
頭の情報処理能力があいつの言葉に追いつかない。

しかし俺は気を取り直して応戦する。


「え?お前が付き合ってたカブトムシのメスは
死んだんだろ?

今度はバッタでも捕まえたのか?」


「カブトムシと付き合うわけないじゃないか。
aikoじゃあるまいし。

人間に決まってる」



カブトムシという歌を歌っていただけで
彼氏カブトムシ説を唱えられるaikoの悲劇は

いいとしても

あいつが人間と付き合っているという言葉は
聞き捨てならない。


「ぐへへ…沙希ちゃんから告白されたんだ。
仕方ないから付き合うことにしたよ」
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